CT画像計測プログラム(会員限定バージョン)
CT画像計測プログラム、CTmeasure ver. 0.99d 2023.7.1を配布します。
このページの一番下の「CT画像計測プログラムダウンロード」よりパスワードを入力し、ダウンロードしてください。
(更新は、バージョン番号と日付の両方でご確認ください。)
Ver. 0.99dの新機能及び修正
- MTF計測時や表示時(比較表示で1つだけにした場合=再表示)に50%MTF、10%MTF、5%MTFが表示されます。MTFをクリップボードにコピーしたとき(Clip MTF)場合は、それらがMTF値の最下段に入ります。
- NPS計測時や表示時(比較表示で1つだけにした場合=再表示)に平均空間周波数とピーク空間周波数が表示されます。NPSをクリップボードにコピーしたときもそれらが入ります。
- 円形ROI機能の追加、circleROIチェックボックスにチェックを入れるとROI形状が円(楕円)になります。計算はこの円(楕円)内を対象にします。
- ボリュームレンダリング画像を生成できます。読み込んだCT画像の連続画像のスライス厚が1.25mm以下ならばボリュームデータを構築し、ボリュームレンダリング(VR)画像を生成して表示します。また最近話題となっている写実的VRの画像も生成できます。
CTmeasureの機能
- CT画像の読み込みと表示
フォルダ内一括読み込み、指定読み込み、ファイルのドラッグ&ドロップにも対応しています。プリセットウィンドウ機能も備えています。 - 画像並べ替え:画像を読み込む際にスライス位置、ファイル名、患者氏名、Kernel名などで並べ替えでき、さらにそれをシリーズごとで並べ替えられます。昇順と降順の変更。
- 画像平均、重み付け加算、差分:範囲を指定して画像を平均。2画像間の重み付け加算。2画像間差分。
- MPR (multi-planar reformation)の再構成と表示
- 簡易計測:ROIを設定し、平均と標準偏差などを表示します。
- 2倍拡大表示
- DICOM形式でないraw形式データ(512×512)の読み込み
- Dualウィンドウ機能による画像比較ができます。 メイン画面と同じWWやROIをワンクリックで設定できる機能があります。画像比較にとても便利です。
- MTF (modulation transfer function)
- Circular Edge法による MTF測定(円柱画像からのMTF測定、IR対応)[1]
- 直線Edge画像からのMTF測定(ブロック画像からのMTF測定、IR対応)
- 仮想スリット法、多方向仮想スリット法による測定(ワイヤ画像)
- 2次元高速フーリエ変換法(2D-FFT法)によるMTF測定
- 複数画像の自動解析による平均(ワイヤー位置は自動トラッキングします)
- MTFの比較表示
- 50%MTF、10%MTF、5%MTFの自動計算 - NPS (noise power spectrum)
- 複数画像の平均NPSの自動測定
- 仮想スリット法、Radial frequency法による測定
- NPSの比較表示
- 平均空間周波数とピーク空間周波数の自動計算 - SSP (section sensitivity profile)(スライス厚)
- ビーズ及びマイクロコイン法によるSSP測定
- CT値傾斜の自動補正
- FWHM、FWTMの自動計測
- SSPの比較表示
- 体軸方向MTFの計算 - TSP (temporal sensitivity profile)(時間分解能)
- 金属球法によるTSP測定
- FWHM、FWTMの自動計測
- TSPの比較表示
- 時間領域MTFの計算 - CT値計測:設定したROIで、複数画像のCT値、標準偏差を自動計測します。
- 設定したROI内のプロファイルを算出します。
- ボリュームレンダリング画像の生成
通常のボリュームレンダリング(VR)画像だけでなく,写真のようなリアルな(写実的な)3次元画像表現が可能な写実的VR画像も生成できます.(写実的VRには,比較的新しいPCが必要です)
このプログラムは、多数の画像の自動平均機能により精度の高い測定が少ない操作で可能となるように開発されました。会員は、このプログラムをダウンロードして、様々な研究に精度良い結果を用いることができます。
「このCT画像計測プログラムCTmeasureは、会費を継続的に納入しているJSCT会員だけが使用できます。」
「パスワードは、年度会費納入者にあらためて通知しております。コンテンツをご利用になる場合は会費納入をお願い申し上げます。」
「会員以外への配布をいっさい禁じます。」
― 論文等に引用される場合は下記を参考にしてください。-
「1. Ichikawa K, CTmeasure, http://www.jsct-tech.org/, 2012-2014.」
「2. Ichikawa K, CTmeasure, Japanese society of CT technology, Kasumi, Minami-ku, Hiroshima, JPN, http://www.jsct-tech.org/, 2012-2014.」
参考文献
[1] Richard S1, Husarik DB, Yadava G, Murphy SN, Samei E.Towards task-based assessment of CT performance: system and object MTF across different reconstruction algorithms. Med Phys. 2012 ;39(7):4115-4122.